コロナウイルスは時限爆弾
「収束が見えないウイルス感染」
中国武漢発の新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。それでも株式市場は上海株が反発し、ニューヨークではナスダックが最高値を更新するなど盛況です。東京でも日経平均がまた2万4千円に迫っています。ワクチンの開発期待などから、コロナウイルスへの不安が後退したためと言いますが、WHOはまだワクチンはできていないと言います。。
しかも、先日株を大きく下げた「実体経済への影響」への不安は払しょくされていません。感染拡大に早期収束が見えれば良いのですが、実際には中国当局の発表とは異なる感染の拡大を見ておく必要を感じます。そのきっかけとなったのが、武漢から帰国した日本人565人の中から9人も感染者が出たこと、横浜港に立ち寄ったダイヤモンド・プリンセス号の乗員乗客3700人の中から、少なくとも20人の感染が確認されたことです。
これらの感染率が、中国政府の発表値に比べると異常に高く、それも直近まで高い感染率が続いています。武漢在住の日本人感染率は1.6%に上ります。武漢の人口は1100万人ですから、中国人が日本人並みの感染率だとすれば、武漢だけで17万人以上の感染者がいてもおかしくありません。一般には中国人の方が感染しやすいと言われていますから、さらに多くの感染者がいてもおかしくありません。
この感染が早期に収束しないと、中国での営業停止、外出や出国禁止令、街の封鎖が解除できず、中国経済に甚大な影響をもたらします。また春までに収束が見えないと、東京オリンピックの開催も危ぶまれます。この新型ウイルスはいわば「時限爆弾」を抱えているようなものです。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)