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006スーパーコンピューターとメカゴジラの美しさ

見ル野栄司のシブすぎ技術秘話
■ 4.「技術系映画」批評 :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: ゴジラvsメカゴジラ 1974年3月公開 スペースチタニウムで作られた超火力満載のメカで できた偽ゴジラであるメカゴジラが、沖縄で大暴れして 最後は正統派ゴジラに頭をもぎ取られて破壊されるという 悲しいストーリー。 ここで出てくる未知なる金属 スペースチタニウム であるが、地球上では製造不可能の物質で鋼鉄の10倍 以上の硬さを持つという。 硬いのはいいが、宇宙からの未知なる物質なのでもっと 軽いとか、形状記憶とかあるべきだと思ったが メカゴジラの 美しさに免じて許すことにしよう! そう、メカゴジラの美しさはあの リベット にあるだ! リベットとは板金と板金をつなぎあわせている縫い目に 使うビスであり、リベットを打つ側とそれを受ける側と 二人一組になって作業を行う職人技が必要とされる。 あれだけデカいメカゴジラのリベットは直径1メートルで 長さ5メートルはあるもの、かなりの 宇宙熟練工が作ったに違いない! 恐るべし宇宙人。 そもそもヘリコプターや航空機における板金のつなぎは リベットである。なぜ溶接にしないかというと、溶接は 完璧につなぐにはかなり難しく、空での気圧の変化で割れたり する危険性があるのだ! あの川崎重工のヘリの製造現場でもすべてのボディは リベットが使われている。

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