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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 007
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
中国では、ミニプログラムの利用が急速に増えています。ミニプログラムとは、WeChat、アリペイ、百度など流量の多いアプリの中で利用できるアプリ内アプリのような仕組みです。
小売業は、ネイティブアプリから、このミニプログラムを活用するようになっています。ミニプログラムであれば、「インストール不要」「アカウント登録不要」「決済方法設定不要」で利用できるからです。
日本でも、LINEが「ミニアプリ」として、同様の仕組みをスタートさせています。
このミニプログラムの最も大きな点は、店舗を中心にした購買体験を構築していた実体店舗チェーンがオンライン化に成功していることです。
小売チェーンは、やみくもにEC化をしていけばいいというものではありません。EC化をすれば、その分、店舗売上が下がるというカニバリズムが起こるからです。さらに、店舗には「顧客とのコミュニケーション」「新しい商品との出会い」「商品に触れる体験」という強力な機能がありますが、EC化を進めるほど、このような店舗の機能が薄まってしまいます。
そこで、ミニプログラムを活用して、店舗を起点にしたオンライン化に成功するチェーンが現れ始めています。店舗の優れた機能を温存しながら、SNSやオンラインのよさも活用する方法です。
と言っても、どういう仕組みなのか、なかなかピンとこないと思います。そこで、まずミニプログラムの仕組みを解説し、成功例である豚肉チェーン「銭大媽」、果物チェーン「百果園」の事例をご紹介します。
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 007
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