2020年 第6号
【長尾和宏の「痛くない死に方」】
こんばんは。長尾和宏です。
新型コロナウィルスのニュースをずっと注視しています。厚労省関係者もてんてこまいで、
来週国会関係者に私がレクチャーするはずだった勉強会も急遽中止となりました。
初の死者が出たということ。まずはご冥福をお祈り申し上げます。
重篤になっているのは、高齢者ばかり。今回、子どもの感染者が我が国では見られないの
が不思議です。インフルエンザの予防接種が功を奏しているのか…。
中国の悲惨な状況がテレビから伝わってきます。
しかし、その裏で、アメリカでのインフルエンザ大流行のニュースはあまり報道されてい
ない。ある報道によれば、アメリカは今、1週間で400万人が罹患し、今シーズンだけ
で3000万人ちかくが罹患し、アメリカ国内の死者はなんと1.5万人近くにのぼる。
内、100人近くは子どもだ。2年前には、6万人もの人が命を落としている。
インフルエンザは、新型コロナウィルスと違って、大人にも子供にも猛威を振るいます。
しかし、アメリカ国内では、このことに関して冷静に対応しており、国民もパニックにな
どなっていません。ましてや、新型コロナウィルスで怯えている人などいないようです。
なぜ、日本とこうも違うのか? それはやはり、メディアの対応の違いだとしか言いよう
がありません。新型コロナウィルスで日本国内初の死者が出たことは、もちろん、きちん
と報道すべきであるが、どうしてこうも、日本のワイドショーやネットニュースは、国民
の不安を煽ろうとするのか? 昨年は、<煽り運転>という言葉が話題となったが、まさ
に、一部メディアがやっていることは、新型コロナウィルスに対する<煽り報道>だと言
っても過言ではありません。
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