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【痛くない死に方 2020年第6号】医療崩壊のほんとうの犯人はだれなのか?

長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 2020/02/14
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2020年 第6号 【長尾和宏の「痛くない死に方」】 こんばんは。長尾和宏です。 新型コロナウィルスのニュースをずっと注視しています。厚労省関係者もてんてこまいで、 来週国会関係者に私がレクチャーするはずだった勉強会も急遽中止となりました。 初の死者が出たということ。まずはご冥福をお祈り申し上げます。 重篤になっているのは、高齢者ばかり。今回、子どもの感染者が我が国では見られないの が不思議です。インフルエンザの予防接種が功を奏しているのか…。 中国の悲惨な状況がテレビから伝わってきます。 しかし、その裏で、アメリカでのインフルエンザ大流行のニュースはあまり報道されてい ない。ある報道によれば、アメリカは今、1週間で400万人が罹患し、今シーズンだけ で3000万人ちかくが罹患し、アメリカ国内の死者はなんと1.5万人近くにのぼる。 内、100人近くは子どもだ。2年前には、6万人もの人が命を落としている。 インフルエンザは、新型コロナウィルスと違って、大人にも子供にも猛威を振るいます。 しかし、アメリカ国内では、このことに関して冷静に対応しており、国民もパニックにな どなっていません。ましてや、新型コロナウィルスで怯えている人などいないようです。 なぜ、日本とこうも違うのか? それはやはり、メディアの対応の違いだとしか言いよう がありません。新型コロナウィルスで日本国内初の死者が出たことは、もちろん、きちん と報道すべきであるが、どうしてこうも、日本のワイドショーやネットニュースは、国民 の不安を煽ろうとするのか? 昨年は、<煽り運転>という言葉が話題となったが、まさ に、一部メディアがやっていることは、新型コロナウィルスに対する<煽り報道>だと言 っても過言ではありません。

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  • 長尾和宏の「痛くない死に方」
  • 本邦初!100パーセント「死」のことについて語るメルマガ。2000人以上を看取った医師であり、日本尊厳死協会副理事として、日々「死」と向き合う医師と一緒に、死に方について考えませんか? 家族の死と向き合わなければならない人、大切な人が死んで、喪失感から抜け出せない人、今、どうしようもなく「死にたい」人も……あなたのこころに届くメッセージが満載です。
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