■5. 初~中級者のための復習
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「難しいことを簡単な言葉で伝えることは重要である。」と言われることがあります。
しかし、物事を正確に伝えるためにはある程度難しい言葉を使う必要があります。
また当メールマガジンにおいては本質を目指す人のために、少し難しい内容をお伝えすることも多々あります。
一方で、やる気があっても算数がわからない人に難しい方程式を解かせるのも酷なもの。
そこで、今後難しい内容を理解できるようになることを目指す人のために、このコーナーでは基本的なことを復習することにしましょう。
博士の過去の書籍、コラム、メルマガ等を噛み砕いてお伝えいたします。
執筆は瀬戸ですのであしからずご了承ください。
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今回からは「タンパク質」についての基本を復習しましょう。
参考図書 『アスリートのための最新栄養学(上)』 www.amazon.co.jp/dp/B0757HQDK6
●タンパク質とはなにか
タンパク質を英語でいうと、ご存知「protein」。
これはギリシャ語の「最も大切なもの」「第一義的なもの」が語源となっています。
ではそのタンパク質とは何かを考えてみましょう。
◆化学的には
少し化学的に考えてみましょう。
五大栄養素のうちエネルギー源となる三大栄養素は「炭水化物」「脂質」「タンパク質」ですが、これらは「炭素(C)」、「水素(H)」、「酸素(O)」を材料としてエネルギーを生み出します。
タンパク質はこれら「CHO(チョー)」に「窒素(N)」が加わり、そして「硫黄(S)」を含むものもあります。(「CHONS(チョンズ)」)
CHO(チョー)はエネルギー化されると二酸化炭素(CO2)と水(H2O)になって綺麗に分解されます。
一方でCHONSであるタンパク質はNやSがあるので単なるエネルギー源ではなく、また老廃物が発生します。
◆体内のタンパク質
食物にはタンパク質が含まれますが、もちろん体内にもいろいろな形でタンパク質があります。
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