上昇続く金価格が示唆する世界の不安
「ドル高なのに金高」
一般に金価格と原油価格はドルの強弱の裏返しと言われます。ペーパーマネーの代表であるドルが強いときには、金価格や原油価格は下げやすく、ドルが弱いと金や原油が上がります。ところが、最近ではこの法則が当てはまらない異様な姿が生じています。つまり、ドルが最強通貨の地位をほしいままにする中で、原油は下がりましたが、金価格が1600ドルに迫る強さを見せています。
つまり、ドル高なのになぜか金価格も上昇するという、異例のパターンになっています。この裏には、世界がある種の不安に怯えて金に逃避している姿が伺えます。まず、誰が買っているのか、から見てみましょう。
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