今週のざっくばらん
芸術の意味
私の妻はクラシックが好きなので、たまにコンサートに付き合います。ベートーベンとかワーグナーのような元気で分かりやすい曲はそれなりに楽しめるのですが、不協和音でいっぱいの現代音楽は苦手です。とは言え、映画「2001年宇宙の旅」でモノリスが出てくるシーンで流れる不協和音は、現代音楽そのものですが、それなりに楽しめるのが不思議です。
一方、グラミー賞をとった Bille Elish とか、Taylor Swift の曲を私が楽しんでいると、彼女には耳を塞がれてしまいます。私には心地よいリズムも、彼女には騒音でしかないようです。
結局、芸術は、「何を楽しめるか・美しいと感じるか」というとても主観的なものなのだと思えます。
絵画に関しても同じです。カメラの進化により、写実的な絵画の価値が下がるにつれ、抽象的な絵画やデフォルメされた絵画が持てはやされるようになりました。子供が書いたスケッチのような絵に、何億円もの価値がついたりする不思議な世界です。
絵画も抽象性が高まってくると、一見して何が描いてあるのかが分からないのですが、見る人なりの解釈も出来て、そこが面白かったりする点が不思議です。
こんなことを常日頃から考えていると、とある面白いものに出会いました。
まずは、下に並べた絵を見てください。一つ一つ、丁寧に、何が書いてあるのか、何を訴えようとしているのかを考えてみてください。
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