政府対応の失敗で「安全通貨」の地位を失った円
「リスクオフで珍しく円売り」
先週末の為替市場では珍しい現象が見られました。新型コロナウイルスの影響を恐れて世界の株が下落し、「リスクオフ」の状況が広がる中で、珍しく日本の円が売り込まれました。ドル円は株が弱い中でも1ドル112円を付ける場面も見られました。従来なら「安全通貨」の円が大きく買われる状況にもかかわらず、最近にない動きです。
この動きは、市場関係者の間でも意識されました。ニューヨークではCNBCなどのコメンテーターが、これまでと異なり、日本売りの様相を帯びた円売りだとの認識を示しました。そして日本売りをもたらしたのが、新型コロナウイルスへの対応を誤った日本政府であり、もはや新型ウイルスの「エピセンター」(震源地)は日本になった、との認識があります。
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