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ウイルス感染、韓国は最大被害国、総選挙で文政権の敗北不可避

勝又壽良の経済時評
  • 2020/02/27
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感染ピークは3月の1万人説 楽観論で対処した政府の失敗 個人消費は不安心理で急落へ 1~3月期マイナス3%成長 韓国は、新型コロナウイルス感染で非常事態に陥っている。2月25日の午後4時から26日午前9時までの17時間で、新たに169人が感染したと発表した。1時間当り約10人という恐怖の感染拡大である。韓国が、ここまで感染者が急増した背景に、政府の楽観的な見方が流されていた面を無視できない。 2月初め、日本は大型クルージングの停泊で感染者対策に忙殺されていた。これを見た韓国大統領府は、日頃の「反日気分」も手伝い、あえて「韓国安全論」を唱え、日本との違いを示唆していた。韓国メディアは、政府の楽観論を批判し、ウイルス感染への警戒論を報道し続けた。これを見た文大統領は、恐怖心を煽るものと批判したほどである。こういう「アベコベ現象」が、民間のウイルス警戒心を緩めてしまい、ある宗教団体(大邱市)の礼拝で、今回の大量感染者を出すことになった。文大統領の楽観的見方が、今回の大量感染者発生の遠因になった。 日本も楽観はできない。ここ1~2週間がヤマ場とされている。政府から、できるだけ不要不急の外出を控えるようにとの要望が出るほど、緊張状態に向かっている。韓国の例を見ても分かるように、多数の人間が集る機会を避けることが賢明のようだ。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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