今回の「サプライチェーン・ショック」は、その中身は、「20世
紀に入ってから人類が英々と築いてきた、最適なサプライチューン」から「中国を外してゆく」動きです。
多くの経営者が、今回の新型コロナウイルス騒ぎで、「サプライチェーンの中に中国の現地工場を組み込んでいるリスク」に改めて気がついたのです。
「新型コロナウイルスショック」で、企業経営者たちまでも、
「中国進出やグローバリゼーション」に懲り懲りし始めたのです。
ところが、従来の「中国を大きく組み込んだサプライチェーン」
は、「最も効率的で生産的なサプライチェーン」でした。
この「最も効率的なサプライチェーン」から、経営者達が、今後は
「経済効率を無視してでも、中国をはずしてゆく」わけですから、
今後はグローバル規模で経済の効率は下がります。
すなわち、マクロでは「世界の潜在成長率」が低下するのです。
この「世界の潜在成長率の低下」に、「サプライチェーンから外さ
る中国の経済減速も」加わります。
まがりなりにも、アメリカと一緒に、世界経済を牽引してきた中
国経済が、再び大きく減速するのです。
「新型ウイルス・ショック」は とてもとても不透明なのです。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)