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津田大介の「メディアの現場」
2020.2.28(vol.384/part1)
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──Don't lose your temper──
みなさん、こんにちは。津田大介です。
あいちトリエンナーレ2019の参加作家だった田中功起さんが、今の彼が2019年7月
30日の自分に向けて手紙を出すという記事をART ITで公開しています。
https://www.art-it.asia/top/contributertop/207754
これについて、いろいろ思うところはあるんですが、あるグループに投稿した内容
を読者の皆さんにもシェアしておこうと思いました。
> できることなら展示準備をしている担当外のアーティストたちにも、労いの言葉
のひとつでもかけるべきではなかったか(鷲田さんは自分の担当のアーティストを
連れて会場を回り、準備をしている別のアーティストの紹介をしてくれていた)。
この点は津田さんにも言えると思う。
このことのは、田中さんから直接言われましたね。「どんなにキャリアがあるアー
ティストであっても、展覧会前、ディレクターに作品を見せるときには緊張するも
のだから、声かけたほうがよかった」と。僕自身はディレクターをやるの初めてだっ
たので、誰もそういうこと教えてくれなかったんですよね。回ってはいたんですが、
キュレーターたちも目の前の現場作業に忙しい人が多く、事前に丁寧にこれができ
なかった。これがボイコットにつながった側面もあると後から聞きました。事前に
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