2月以降の指標パニックに備える
昨年10-12月期のGDPが年率6.3%もの大幅マイナス成長となったことから、この1-3月は多少なりとも反発を予想する声がありました。しかし,新型コロナウイルスの影響でこの予想はもろくも崩れようとしています。ウイルスによる経済への影響が本格化した2月の指標が出るにしたがって、1-3月の経済がさらに厳しい状況にあることが徐々に見えてきました。
世界の金融市場が不安定度を強める中で、FRBなど、世界の中央銀行がこの不安を断ち切ろうと、協調緩和策などの対策を準備し始めました。しかし、不安の根因に手が打たれないまま金融支援しても、ウォール・ストリート(金融街)を喜ばせるだけで、メイン・ストリート(実体経済)への効果は限られます。
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