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新型ウイルス禍、米国経済へ波及し中国の早期回復不可能、韓国は大きな試練迎える

勝又壽良の経済時評
  • 2020/03/05
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深い傷を負った中国経済 FRB緊急利下げ舞台裏 米の上半期はゼロ成長? 韓国経済は壊滅的な打撃 中国・武漢市を発症地とする新型コロナウイルスが、ついに米国経済を揺るがす事態になった。FRB(米連邦準備理事会)は3月3日、政策金利を0.5%引き下げた。この慌ただしい動きの中に、今回の新型コロナウイルスが米国経済はもちろん、世界経済に与える影響の大きさを窺い知ることができる。世界経済が、短期間で回復するという楽観的な見通しを否定するものだ。米国は、年1.50~1.75%から年1.00~1.25%に引き下げた。 世界経済が突然、新型コロナウイルスで変調を来たしたわけではない。昨年10月中旬、IMF(国際通貨基金)チーフエコノミストのギータ・ゴピナート氏は、日本経済新聞の取材で、「世界経済は90%の国・地域で景気が減速しており、(米中)貿易戦争などの地政学リスクが深刻になれば、世界景気は不況に近づく」と警鐘を鳴らしていた。

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  • 勝又壽良の経済時評
  • 経済記者30年と大学教授17年の経験を生かして、内外の経済問題について取り上げる。2010年からブログを毎日、書き続けてきた。この間、著書も数冊出版している。今後も、この姿勢を続ける。
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