<化学療法(抗がん剤治療)について その1>
化学療法(抗がん剤治療)と聞くと、ほとんどの患者さんで、拒否反応がでます。
脱毛、嘔吐などの副作用がすぐ思い浮かぶのだと思います。
化学療法(抗がん剤治療)とは、抗がん剤を用いて、分裂が盛んな体内の前立腺がん細胞を死滅させる方法です。
内分泌療法(去勢術:男性ホルモンを下げる治療)の効果がなくなった去勢抵抗性前立腺がんに用います。
根治療法が出来ない前立腺がんにおいては、以前は、最初の治療として、内分泌療法が選択されました。
昨今では、転移性前立腺がんで見つかった場合、最初からドセタキセルの化学療法を内分泌療法(去勢術)に併用することが保険上可能となっています。
最初からドセタキセルの化学療法を使う場合、転移性前立腺がんであれば、すべて効果があるかというと、必ずしもそうではなく、転移数が多く、大きい(ハイボリューム)患者さんでの効果が認められています。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)