■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□□■□■
<1ヶ月にビジネス書5冊を超える知識価値をe-Mailで>
ビジネス知識源プレミアム(週刊:660円/月):Vol.1057
<1057号:バブル株価を襲った、コロナショック>
2020年3月11日:世界の株価では、下落の金額が史上最高になった
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
過去の論考/業務の案内
http://www.cool-knowledge.com/
有料版の登録/解除
https://mypage.mag2.com/Welcome.do
購読方法や届かないことについての問い合わせ
→ reader_yuryo@mag2.com
著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治
著者へのメール yoshida@cool-knowledge.com
*スマホ用の改行なしと、PC用の改行ありを送っています。
□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
いやぁ、日曜日から週明け、唖然としましたね。まず、DUCASCOPYを見ていて変だったのは、日曜日の夕方から、NYダウのCFD(FXのような差金取引)の価格が、心臓の停止を示す医療機器の信号のように、一直線になって、価格が動かなくなりました。世界の株価と原油、金などの価格変動をリアルタイムで示すのがスイスのDUCASCOPYです。
https://nikkei225jp.com/nasdaq/
何回リロードしても、状態は同じでした。現物株とは違うCFDや先物は、普通、週末や祝日でも、24時間の取引ができます。一体、NYで何が起こったのか。最初、「通信の技術的な問題、あるいはサイバー攻撃か」とされていたのです。実際は、売買が急に増えて混乱し、コンピュータが処理しきれなくなっていました。
以降では、「複雑系の世界金融」を描きます。
【サーキットブレーカーの発動(初めてのケース)】
NY時間で月曜日の午前9時からは、NYSE(ニューヨーク証券取引所)が開きます。開場の直後、ダウは、CFDを追って2000ドル(7.79%)下落し、7%以上の暴落を止めるサーキットブレーカーが発動したのです(家庭で過電力が起こったときの、安全のためのブレーカーに似ています)。CFD(差金取引)の価取引停止は、この先駆けでした。
「買い手のない売りが殺到」していたからです。08年9月15日のリーマン破産のときより大きな下げです。下げ幅の最大値は、2185ドル(7.9%)でした。月間に延長すれば35%、3か月では61%になる暴落です。世界の、専門家の投資家全員にとって、初めて経験することです。
【1929年10月24日:暗黒の木曜日】
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)