政府の面子優先で景気後退確定的
「またも先送り主義」
政府は先月24日、新型コロナウイルスの感染はここ1~2週間が正念場と言って、大規模イベントの延期、中止、規模縮小を求め、学校を臨時休校としました。それから2週間たって、「感染爆発」は見られないが、収束も見えず、自粛の延長を決めました。すでに大相撲やプロ野球のオープン戦は無観客で行われ、センバツ高校野球が中止に、プロ野球の開幕も延期されました。
すでにこれらの影響で、旅行関連、ホテルや飲食店で客足が激減し、経営が大きく圧迫されています。資金繰りに窮して経営危機に陥る企業も出てきました。政府は慌てて対策を提示しましたが、いずれもコロナウイルス予算はゼロのまま、今年度の予備費やほかの費目から振り替えて予算手当てをする「苦し紛れで場当たり的」な対応にとどまっています。無利子融資を受けても売り上げが立たなければ返済できません。
先週から検査の保険適用を決めましたが、肝心な検査機関が限られ、検査件数はほとんど増えていません。見てくれの対策を打つものの、実態は何も改善しないもので、今の政権の基本姿勢、「見た目重視」そのものです。しかも、「消えたマスク」の正体は、政府や官僚が優先的に確保しているためとも言われます。国民の不満は募るばかりです。そして自粛の延長の先にあるのは、景気の一段悪化で、日本の「景気後退」は確定的となりました。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)