アンフェタミンを一握り、それからバービチュレートを一握り、飲む。
後者は、前者で体が妙に揺すれることを防ぐためであり、眠るためではない。
あの頃はショーとレコーディングをよくキャンセルして、ショーに出演しても声がかれて、ろくに歌えてなかった。
ヤクのせいで口が渇いていた。歩く廃人、 身長186cm、70キロ。牢屋と病院と交通事故を行き来していた。
人生のどん底の泥を削っていたようだ。1967年10月、そんな自分にうんざりだった。
数日間寝ないで何も食べずに過ごした。人生を全て無駄にした。人生を支える力がなかった。
希望がなかった。
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