金融政策行き詰まりの危険な帰結
「世界の金利がなくなる日」
18日の米国FOMCでは追加利下げが予想され、短期金融市場では米国の政策金利は4月末までにほぼゼロを織り込みました。そして主要国の長期金利で、唯一プラスを維持してきた米国でも、10年国債利回りが一時0.3%代まで低下、長期金利が限りなくゼロに近づいてきました。いよいよ主要国の金融市場から金利が消滅することになります。
そんな中で世界的に新型コロナウイルス感染が広がり、WHO(世界保健機関)も遅ればせながら「パンデミック(世界規模の感染)」を認めました。G20は全ての手段を講じて世界経済の維持安定を図ることを決議しているので、日銀としても今週末の決定会合で何らかの追加策が求められています。しかし、マイナス金利の深堀は政治的にも困難で、結局株や社債などの買い入れで資金供給するしかなさそうです。
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