金融政策行き詰まりの危険な帰結
「世界の金利がなくなる日」
政策金利をマイナスに設定する日欧に続いて、米国でもFRBが15日、緊急の利下げを行い、政策金利をゼロに引き下げました。これで主要中銀の政策金利はゼロ以下となりました。長期金利についても、主要国の中で唯一プラスを維持してきた米国でも、10年国債利回りが一時0.3%台まで低下、長期金利が限りなくゼロに近づいてきました。いよいよ主要国の金融市場から金利が消滅することになります。
そんな中で世界的に新型コロナウイルス感染が広がり、WHO(世界保健機関)も遅ればせながら「パンデミック(世界規模の感染)」を認めました。G20は全ての手段を講じて世界経済の維持安定を図ることを決議しています。日銀も今週末の決定会合を前倒しで16日に開催し、ETFや社債などの買い入れ増額や企業金融の支援を打ち出しましたが、市場の不安は止まりません。
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