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ビジ選☆リーダーズ Vol.846『すごい自己紹介』(横川裕之)

ビジネス選書&サマリーリーダーズ
■自己紹介は話す前からはじまっている 「自己紹介が苦手」という人がいる。彼らに悩みを聞くと「何を伝 えればいいのかわからない」「伝えられる強みがない」「人前でう まく話せない」と言う。 では、それらが解決できれば、自己紹介で聞き手から反応をもらえ るのかというと、そうではない。話すことがまとまっていても、そ れをスラスラと話せたとしても同じだ。 大事なことは、聞き手がこちらに聞く耳を持ってくれていることだ。 それができていなければ、いくら上手に話せても聞いてもらえない。 つまり、その自己紹介は相手に届かないのだ。 人は、無意識のうちに「自己紹介を聞きたい人、聞かなくていい人」 を分別している。いくら魅力的な話が上手にできても、聞き手の関 心がこちらに向いていなければ、聞いてもらえないのだ。 ★ 「自己紹介を聞きたい」と思わせることができる人になるには、ま ず自分が「聞きたい」と思う人を考えることだ。たとえば、実績や 知名度があり、主催者が推薦しているような人だ。 次に、外見が優れている人だ。ここには天性の見た目から、ファッ ション、姿勢・態度まで含まれる。話を聞いている時や食事をして いる時でも、笑顔で姿勢がいい人は自然と注目を集めるものだ。 さらに、自分の話を聞いてくれそうな人だ。人は無意識に「この人 は、自分の話を聞いてくれそうだな」と思う人に注目する。「人の 自己紹介は聞かないが、自分のは聞いて欲しい」人がほとんどだ。 だから、他の人の自己紹介を真剣に聞くことだ。たとえ、うまく話 すことができなくても、相手の聞いていない人たちに比べれば、圧 倒的な差をつけることができるはずだ。 ★ 自己紹介というと、話し方ばかりに焦点が当てられがちだ。だが、 発信者の先には受信者が必ずいるのだ。つまり、聞いてくれる人が いるからこそ、自己紹介は成り立つのだ。 自己紹介の場面で「自分が何を話していいかわからない」と思うな ら「他の人の気持ちをわかろう」「相手を理解しよう」など、相手 に気持ちを向けることだ。 「人のことを理解しよう」とする人は少ないものだ。だから、それ だけで希少価値の高い存在になれる。そうなれば、人前で話すのが、 多少たどたどしくても「話を聞きたい」という人が集まるはずだ。 ★ 人の自己紹介を聞く時に意識すべきは、その人の背景を想像しなが ら聞くことだ。背景にあるものを想像しながら聞くだけで、その人 の話に意識を集中することができるはずだ。 人は「問い」を立てると解決したくなる。想像すれば、その想像が 正しいかどうかが気になるはずだ。気になることを解決するには、 自己紹介の後、相手に直接話を聞きに行くことだ。 後で話を聞く時は、相手が話していたことを盛り込むことだ。でき れば、相手の自己紹介の内容をメモしておく。たっぷり話ができれ ば、そのお返しとして、相手もこちらに質問してくれるはずだ。 そうなったら、その質問に答えていけばいい。つまり、相手の話を 聞くことで、相手が興味を持ってこちらの自己紹介を聞いてくれる ようになるのだ。 もし、相手が話す一方で、こちらの話に対しては興味を持たないよ うだったら、その相手は自分にしか興味がない人だ。そういう人と は距離を置けばいい。 こちらが話しかけられた場合には、その人の自己紹介をほめた上で、 その背景を聞くようにすることだ。相手は、自分の自己紹介に興味 を持ってくれた人なのだ。 興味を持ってくれた相手が「自分の自己紹介の内容を覚えてくれて いた」と思えば、その相手はすぐに自分のファンになってくれる可 能性が高いはずだ。

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