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第130号.在職中だから年金を65歳から貰わないで増やそうと思ってたのに年金制度の壁で予想外の展開。

事例と仕組みから学ぶ公的年金講座
こんばんは! 年金アドバイザーのhirokiです。 雇用が拡大されて働く期間が長くなると、まだ年金は貰う必要は無いという人もいます。 そうすると65歳以上なら老齢厚生年金や老齢基礎年金を貰わずに、遅らせて年金そのものを増額させる年金の繰り下げがあります。 働く期間が65歳以降も続くようであり、年金を貰わずとも給与収入で生活を賄えるのであれば年金の繰り下げは大いにやる価値は高いです。 なので、受給者の人によっては給与が高いから、年金貰うのをしばらく遅らせて増やそうという選択をする人もいます。 それは確かに賢い手段だと思います。 年金の繰り下げは65歳以降1ヵ月遅らせるごとに0.7%増えていきます。 最大60ヵ月遅らせれば0.7%×60ヵ月=42%増額となります。 なかなかこんなにリスクなく確実に増やせる金融商品はありませんが、逆に年金制度という様々な壁で上手くいかない場合があります。 でも実際はこの制度を使ってる人は1%ちょいの受給者の人のみ。 何年か前から最大75歳まで繰下げする事が出来るようにするという法律案もありますが、そうなるとほんの一握りの人に限られそうなのでそこまで効果があるものではない気もします^^; それに繰下げで元を取るのは約11年11ヵ月かかるので(70歳から貰い始めたら約82歳が損益分岐点。75歳だったらなんと87歳)、とても長生きする自信が無いと不安ですね…

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  • まぐまぐにて公的年金に特化したメルマガ。 制度の仕組み、年金計算の流れ、年金の歴史、考え方、年金と関連して把握しておかなければならない社会の出来事など幅広く主に事例形式で考察していきます。 年金はその時だけの制度を見ればいいものではなく、様々な事が複雑に絡み合っています。 このメルマガを読んでいれば自然と年金に対する理解を得る事が可能です。 高齢者から子供まで全国民の生活に直結する年金制度を一緒に考えていきましょう。 ※まぐまぐ大賞3年連続受賞 ・2020知識ノウハウ部門4位 ・2021語学資格部門2位 ・2022語学資格部門1位
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