日刊 大石英司の代替空港
▲▽Too Little, Too Late ▽▲
※ 感染者数、東京都が全国最多に 国内で新たに71人確認
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200324-00000195-kyodonews-soci
東京はまた昨日も、かなりの数の感染者が出ました。気になるか? もちろん
気になります。その程度の数だと、恐らく地方は押さえ込める。人口密度は知れ
ているし、人の移動はマイカーだから。都会はそうはいかない。私が気になって
いるのは、都だけでは無く、首都圏として全体を見た場合、ルートを追えない感
染者が出続けている。
ただ、国民のかなりが誤解しているのは、もとから、封じ込めは出来ないんで
す。専門家が言っている封じ込めと、世間が考えている封じ込めは、言葉の定義
がまるで違う。
世間にとっては、封じ込めと言ったら、感染者発生が0人になることだけど、
これは無理です。一時的には達成できるかも知れない。市民を自宅に立て籠もら
せることで。
ところが、グローバル化時代には、国境を閉ざすことはできない。できない以
上、新しい感染者は、海の向こうから次々とやってくる。だから、世間が期待す
る封じ込めは、まず物理的に不可能であるし、一回それに成功しても、国境を再
開した途端にまた入って来る。
だから私は、最初から過度な自粛には反対しているんです。無駄な努力だから。
この自粛に意味があるとしたら、それは医療崩壊を防ぐことであり、今後、未知
のクラスター源による、一日100人単位の感染者が発見される可能性もあるけれ
ど、それは一喜一憂すべきことではない。その過程で着実に集団免疫を獲得していく。
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