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<1061号:コロナショックが金融・経済の恐慌に>
2020年3月25日(水):恐慌化する金融と経済
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著者:Systems Research Ltd. Consultant吉田繁治
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花が売れていないというので、安くなっていたカサブランカを買ったのはいいのですが、25個くらいの緑の慎ましいつぼみだったユリが、1週間で大きくひらき、強いにおいと花粉を放って、食卓を占拠しています。何事にも「程度」がありますね。開くと1輪が大きいので、5輪くらいで十分でした。じっと見ていると、夏目漱石の名作『それから』の、言語による描写の名場面が浮かびます。
東京オリンピックが、1年くらい先に延期になりました。これは、3か月先の、6月には世界の新型コロナは、問題のないレベルまで収束しないというWHOの宣言でもあります。世界の戦いは、少なくとも秋まで長期化するということです(2020年の年内かもしれません)。
【武漢封鎖解除への疑念】
本拠地の武漢では、4月8日に都市封鎖を解除するという。香港の新聞(サウスチャイナ・モーニングポスト)は、「中国政府は、PCR検査が陽性でも無症状者(推計60%:筆者)は、感染数に入れていない」と非難しています。
武漢市当局の市民への携帯メールでは、「再び、感染数が増加してきた。警戒!」という趣旨のものが3回送られています。中国政府の数字は、経済統計を含み、従来から信用に足りません。封鎖を解いて、5万人はいるかもしれない隔離されていない無症状者から再び感染爆発しないかと案じられます。
決定的な治療薬がまだなく、抗体をもつ人がいないときのウイルス感染への対策は、交通の封鎖、都市封鎖、移動制限、外出禁止しかない。
人の移動が止まれば、人と法人、そして法人間の商取引である経済も止まります。実体経済の恐慌(売上と生産の急減と失業増加)が、金融危機を減るよりも、早く来てしまうのです。
典型的なものが、百貨店の売上減少50~60%です(20年3月推計)。世界の航空会社は90%減という。部品生産を含むと日本で546万人を雇用している自動車生産台数も-50%です。1929年から33年の大恐慌(世界恐慌)のときより大きな減少になっています。
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