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第582回 なぜ日本の致死率は高いのか?臭覚異常が最初の兆候か?パーカーの最新予言

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…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第582回 なぜ日本の致死率は高いのか?臭覚異常が最初の兆候か?パーカーの最新予言 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼日本では未報道の新型コロナウイルスの情報 それでは早速今回のメインテーマを書く。いま世界では、新型コロナウイルスの蔓延を契機として、ニューヨークやパリなどを含めた世界主要都市のロックダウン、世界経済の急速な景気悪化、「CLO」などの企業ローンの破綻が引き金となる金融危機などをはじめとして、数え上げればきりがないほどの危機的な事態が起こっている。また、シリアにおけるトルコとロシアの対立や、原油安なども新たな局面を向かえている。さらに、米シェールオイル産業の破綻による金融危機懸念もある。 通常であればこれらはなんらかの危機の引き金になる可能性のある大きな問題だが、新型コロナウイルスのパンデミックで世界が混乱しているいま、これらの問題はどれも色あせて見えてしまう。これらの問題はおいおい書くとして、今回もいまもっとも世間の関心が高い新型コロナウイルスに関して、日本ではほとんど報道されていない情報を中心に紹介する。 ●日本の異常に高い致死率 3月25日、小池都知事は、これまででは最大の1日で41人の都内感染者の増大に対応して、現在が「爆発的感染の重大局面」であるとして、週末の不要不急の外出自粛を要請をした。これは首都圏閉鎖の最初の兆候の可能性がある。おそらく比較的に早い時期に、東京、特に23区を中心とした首都圏はロックダウン、つまり閉鎖になるかもしれな。一切の外出が規制されているニューヨークやパリ、そしてロンドンに近い状態になるのも時間の問題だろうと思う。 それいうのも日本では、東京を中心に感染者数がすでに激増している可能性が高いからだ。それは、日本の致死率も見るとよく分かる。 新型コロナウイルス関連の情報で、日本の主要メディアであまり報道されていないのが、日本の突出した致死率の高さである。日本では感染者が爆発的に増大するオーバーシュートは起こっておらず、感染者数は徐々に増えてはいるものの、3月25日現在で1193人だ。これは前日と比べて65人の増加である。これは、過去24時間で10053人増えたアメリカや、5249人増えたイタリアとはまったく異なった状況だ。日本の感染者数は183カ国中26位だ。 中国やアメリカ、そしてイタリア、ドイツ、フランスなどの他の先進国と比べると、日本はよくウイルスの蔓延をコントロールできているように見える。それを 自画自賛するような政治家の発言も目立つ。 しかし、こと致死率に関しては状況は異なっている。感染者数の割りには致死率がかなり高いのだ。以下が主要国と日本の比較である。 アメリカ ・感染者数:5万5069人 ・致死率: 1.45% ドイツ ・感染者数:3万2991人 ・致死率:0.48% 韓国 ・感染者数:9137人 ・致死率:1.38% 日本 ・感染者数:1193人 ・致死率:3.60% これを見ると、日本の致死率はかなり高いことが分かる。もちろんこれは、9.86%のイタリアや、7.11%のスペイン、そして4.93%のフランスよりは低い。しかし、これらの国々の感染者数は日本の数十倍である。オーバーシュートで感染者数が爆発的に増大し、医療崩壊が起こっている国々だ。致死率の高さは医療崩壊の結果であると見るとことができる。感染者数の極端な増大から適切な治療を受けられない患者が増え、それが致死率を増大させている可能性が高い。 日本ではこのような医療崩壊はまったく起こっていない。ちなみに日本と同じ1000人台前半の感染者数 で、医療崩壊の起こってない国々の致死率を見て見よう。 アイルランド ・感染者数:1329人 ・致死率:0.53% ルクセンブルグ ・感染者数:1099人 ・致死率:0.73% チェコ ・感染者数:1394人 ・致死率:0.22% これを見ると、やはり日本の3.60%の致死率はかなり高いと言わねばならない。ちなみに新型コロナウイルスが発生した武漢のある湖北省に致死率は4.66%だ。日本はむしろこれに近い。医療崩壊も起こっておらず、感染者数が1000人台であれば、1%未満の致死率が妥当なのではないのだろうか?日本の医療水準の高さから見ると、0.48%のドイツと同程度の致死率であったもおかしくない。

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