2020年 第12号
【長尾和宏の「痛くない死に方」】
こんばんは。長尾和宏です。
まずはお知らせから。明日、東京・日比谷で行う予定でした〈抗認知症薬の適量処方を
実現する会〉が、新型コロナウィルス感染抑止の観点から中止になりました。
今回のイベントは、とても楽しみにしていました。なぜなら、命がけで製薬業界の「嘘」
と闘う<早稲田クロニクル>の編集長・渡辺周(←国民民主党のあの議員とは別人です、
念のため)氏との初コラボレーションだったから。私は今まで、何人か医療ジャーナリ
ストや、医療記者という肩書の方に出会っているが、断言してもいい。その9割が権力
ある医者の太鼓持ちのような仕事しかしていないように思います。
つまり、製薬会社 > 大学医学部の有名医 > 太鼓持ち医療ジャーナリスト という流れ
で、新しい薬の効能や治療法が世の中に流れていき、いつのまにか、「エビデンス」が周
知されていく、という流れです。医療界の真実を語るはずの医療ジャーナリストが、エラ
イお医者さんにコバンザメのようにくっついているのだから、正しい情報が世の中に広
がるハズもない・・・。
そんな中、まだ40代半ばの若きジャーナリスト、渡辺周氏は、そんな御用記者たちとは
まったく別世界に生きる、真の記者です。彼の名刺には、住所がない。そんなことが製
薬業界に知られたら、「いつ殺されるかわかりません」と本人談。
そして、私が渡辺氏とコラボするといったら、何人かの医師から「長尾さん、あの人と
付き合ったら、本当に命を狙われますよ」と警告をされたくらいです。
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