「外出禁止襟」などの「ロックダウン」が発動されれば、経済恐
慌は巻き起こりますが、新規感染者数は発動後およそ2週間くら
いでピークアウトし始めます。
「人々の健康と命」が、「経済恐慌」とトレードオフの関係にある
わけです。
その後、「ロックダウン」は少しずつ緩和されてゆくことでしょう。
しかしながら、経済のほうは一本調子でコロナウイルスとの「戦
争」に勝利宣言できません。
なぜならば、
「外出禁止令」などの規制を少しだけ緩めると、再び新規感染者
数が急増し始めたりするケースも十分に想定されるからです。
すると、再び規制強化へと後戻りしなければなら可能性もあるの
です。
かくして、医療崩壊を回避しながら「社会的免疫(=集団免疫)」
を少しずつ段階的に形成して、国民の60%が免疫を保有するま
での間は、ずっと、「パンミックとの戦い」は、「経済活動」よりも
優先されるのです。
「目に見えないウイルスとの戦い」は、峠を越えてもまさに「ゲリ
ラ戦」。
「集団免疫」が獲得されるまでは、ウイルスとの戦いは「らせん
階段」をぐるぐる上ったりぐるぐる降りたりしながら、向こう
1年、長ければ2年もの時間のかかる「持久戦」なのです。
こういった「長期ゲリラ戦の可能性」を、市場はまだ織込んでいな
いように見受けられるのです。
一方、ゼロ金利の元では、中銀がおくら金融緩和を継続しても、資
産価格が大きく値上がりすることはありません。売られ過ぎたも
のがいくばくか値を戻すくらいのものです。
アメリカ株式市場では、「二番底」は訪れる可能性は高いのでは無
いでしょうか???
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