- Arcadia Rose -「 K 」のセルフカウンセリング&心理セラピスト講座 上級編
第9回 『悩みや問題解決の「構造」と「プロセス」の理解を深める 02』
みなさん、こんちには。
Arcadia Roseの「 K 」です。
今回は、悩みや問題解決の『構造とプロセス』の続きの説明をしていきます。
問題解決の2つ目のステップの「原因を見つける」の手順になります。
悩みや問題の解決には「原因の発見」が必須です。
「原因」が見つかってこそ、「解決策」を立てることができるようになります。
悩みや問題の解決は「原因」は何か、ここを明らかにする必要があります。
とても重要なところですので、しっかりと理解を深めておいてください。
がんばってください。
それでは、はじめましょう。
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<前回からの流れ>
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※しっかりと「技術」を身に着けたい方は、前回の講座を読み返すことをお勧めします。
前回の講座の続きとなります。それでは前回の内容を振り返りましょう。
悩みや問題解決の手順は次の通りでした。
【1状況把握 → 2悪い所発見 → 3悪い所改善 → 4正しい具体策実行】
前回の講座では、1「状況把握」の説明をしました。
母親との関係が上手く行っていないクライエントが相談に来ました。
『現状(結果)』を訊ねると、クライエントは、以下のように答えました。
・「母親との関係を改善したいが、どうにも上手く出来ない」
・「母親に小言を言われるのが、とても苦痛。心底うんざりしている」
・「昨日も、怒られ、母親からとてもイヤなことを言われた」
・「もう、こんな生活から解放されたい」
そして、さらに「イヤなこと」と言う曖昧な表現の答えのところを、質問しなおして明確化しました。
その結果、次のようなことが判りました。
・「母親から、気が利かない人だと言われました」
↓
・「この人は、気が利かないと言われることを嫌がっている」
・「この人は、親から、気が利かないと評価されている」
ということが見えてきました。
さらに、詳しく「どのような時に、気が利かないと言われたのか」と質問しました。
すると、次のような事実も把握することが出来ました。
・「上司のお宅へ、手ぶらで挨拶に行ってしまった時に、言われました」
このように、曖昧のところをしっかりと質問していきました。
そうすることで、より具体的に【現状の把握】をすることが出来きました。
ここから次のステップへと移っていきます。
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<2、【悪い所(原因)を見つける】>
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では、次のステップ、2【悪い所(原因)発見】に移りましょう。
【1状況把握 → 2悪い所発見 → 3悪い所改善 → 4正しい具体策実行】
このステップでは、クライエントの悩みや問題の【原因の発見】
つまり、クライエントの「性格」「思考」「行動」の【悪い所を発見】していきます。
【原因】=【悪い所】=【改善すべき所】
このように理解しておいてください。
ただし、前回、解説しましたように、原因をオブラートに包まず『悪い所』と認識しておくことで、原因の発見がスムーズになりますので、この講座では、『悪い所』として解説していきます。
そして、
【「原因」の発見が、問題解決の第一の要となります】
ここは「他者の欠点を探すことに、抵抗があり慣れていない人」にとっては、なんとか通過しなければならない関門となります。
しかしながら、他者の『悪い所を発見』出来るからこそ、そこを『改善』させ、問題解決に導くことが出来るのです。
このステップでは、いよいよ「他者の悪い所」を発見していくわけですが、まずは、
【愛があり、他者の悪い所を見つける名人が、有能なカウンセラー】
ということを、しっかりと思い出してください。
【愛を持って、「他者の悪いところ」を徹底的に見つけ出す】
【愛を持って、「自分の悪いところ」を徹底的に見つけ出す】
この様に、心を決めて、この先を読み進めてください。
では、これから、クライエントの問題の【原因(悪い所)の発見】のコツを解説していきます。
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