石川ともひろの永田町早読み!
/ 2020年4月5日発行 /Vol. 394
◆銀座のクラブは1億円が飛び、大型居酒屋は7割減…「緊急事態宣言」の前に考えておくべきこと
アメリカがコロナ大不況へ入ってしまった。 理由はトランプ大統領が好景気に水を差すことをためらったために新型コロナウイルスへの初動が遅れたことだ。 中国を抜いて感染者数、死者数ともに世界一の新型コロナ感染大国になってしまっている。 ニューヨーク州の死者数だけで中国の死者数を上回っている。 経済もニューヨークダウは下がり続けており、トランプ政権が発足してからの上昇分が消えてなくなってしまった。
日本も、観光業や飲食業は壊滅的な打撃を受けている。
東京都の小池百合子知事が3月30日の記者会見で「夜の接待を含むナイトクラブ、バーには出入りを控えていただきたい」と発言したことを受けて、銀座は一斉休業となっている。
銀座のクラブは、座ったら一人3万円から5万円は覚悟しなければならない。 だいたい二人でウイスキーのボトルを入れて12万円から15万円くらいになる。 一日の売上金額は大きなところで300万円から500万円といったところだろうか。 20日間閉店したら1億円の売り上げが吹っ飛ぶことになる。 居酒屋も、20人から50人の宴会場を確保できる大型店は、送別会に加えて歓迎会も中止となり、売り上げが昨年比70%減となるなど、手持ちの金が不足してきている。
無担保で実質無利子の特別貸付を始めた日本政策金融公庫には、借り入れを希望する人が列をなしている。 緊急事態宣言を求める声も高まっているが……
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