【琉球王の誕生】
琉球は、元々は平和な国でした。
みるくぬゆー(弥勒ぬ世)といって、一切の争い事はありませんでした。
しかし、そのみるくぬゆー(弥勒ぬ世)もいつしかいくさぬゆー(戦ぬ世)に変わってしまいました。
3つの国に分かれ、争いがはじまったのです。
しかし、琉球人にはみるくぬゆー(弥勒ぬ世)の頃の心がずっと残っています。
いくさぬゆー(戦ぬ世)になっても、人々の心はそう簡単に変わるものではありません。
民の代表として王様がいたとしても、その王様についていくかどうかは、民の心が決めるのです。
琉球王朝時代は権力や金の力ではなく、その王の人望次第で、民が支援するかどうか決まりました。
人々から尊敬される王でなければ、その国はすぐに滅びたのです。
いかに民のことを考えているのか?
そんな王でなければ長続きしませんでした。
世界の国々では国民をいかに上手に使って、国の利益をあげるかを考えているような政策でしたが、琉球ではそれは通用しなかったのです。
どんなに国王が偉くても、民がついていかなければただの独りよがりです。
権力を握っているのは、王ではなく民なのです。
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