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第107回 貧困者支援とブロックチェーン その2
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▼今回の記事
今回は貧困者支援のプロジェクトで注目されているものを一挙に紹介する。こうしたプロジェクトの多くは貧困者支援に限定されて設立されたものではない。慈善事業を目的としたプロジェクトだ。それが、新型コロナウイルスのパンデミックで、苦しんでいる人々の支援方法のひとつとして注目されているのだ。
●ゴーヘルプファンド(GoHelpFund)
資金集めのためのプラットフォーム。
評価:2.7
新型コロナウイルスのパンデミックの状況では、支援のニーズは巨大だ。中小企業や個人事業主、そして所得を失った個人にまで及ぶ。「ゴーヘルプファンド」は、支援のための資金集めを行うプラットフォームだ。
「ゴーヘルプファンド」のプラットフォームを活用すると、どんな個人や組織でも簡単に資金集めを実施することができる。いままさに必要とされるプロジェクトだ。
公式サイト:
https://gohelpfund.com
紹介ビデオ:
https://vimeo.com/250961691
ICO:独自トークンは「HELP」
すでに「ICO」は終了しており、独自トークンの「HELP」もすでに上場している。以下が最新の相場だ。
https://coinmarketcap.com/ja/currencies/helpico/
●マイプレイスX(Myplacex)
住所のない個人のIDサービス。
評価:2.3
新型コロナウイルスのパンデミックでもっとも大きな影響を受けているのは、ネット難民やホームレスの人々だ。彼らには定住する住所はなく、救済支援を提供している自治体の住民であることを証明できないので、救済の網からこぼれ落ちるケースが非常に多い。これは所得を失った失業者よりも悪い状態だ。
「マイプレイスX」はこうした状況を少しでも改善するためのプロジェクトだ。もちろんすべてとは言えないだろうが、ネット難民などの人々でスマホを持っている人の数はとても多い。「マイプレイスX」はスマホのGPSの履歴を利用して、ネット難民などの住所不定の人々に地域に居住していることを証明するためのプロジェクトだ。
自治体や行政は、ネット難民が提示した「マイプレイスX」の居住証明を利用して、彼らの救済や支援を提供することができる。これは救済のための画期的なシステムだ。
公式サイト:
https://www.myplacex.io
紹介ビデオ:
https://www.youtube.com/watch?v=cbTWkV9geKw&feature=emb_logo
ICO:独自トークンは「MPXT」
すでに「ICO」は終了しているが、独自トークンの「MPXT」はまだ上場されていない。関心がある人は公式サイトのアナウンスをこまめにチェックしてほしい。
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