《抜粋》
パウエルFRBが、「掟破り」にバカスカと量的金融緩和策を無制
限で発動して、さらには邪道である「ジャンク債」まで買い支えて
も、「債券バブル崩壊」は回避できました。
将来のアメリカでは、インフレ(と増税)は確実にやってくること
でしょう。
資産家たちは、将来のインフレのヘッジ先として、株式は保有し
たままです。
けれども、目先の「新型コロナ危機」は去ったわけではありませ
ん。
アメリカやヨーロッパを始め、自由主義陣営の先進各国は、人道
主義の旗を下ろすわけにはいかないのです。
バーナンキ前FRB議長の予測によれば、
「(自由主義陣営では)経済がかつての『常態』を取り戻すまでに
は、向こう数年の時間がかかるかも知れないし、たとえ『常態』
に戻っても、『かつての豊かさ』は戻ってこないかもしれない」と、
しています。
しかも、バーナンキは、その「かつてほどではない豊かさ」も「幻
(まぼろし)」で、数年後には、「スタフフレーション(不況の中の
物価高)」が巻き起きて、再び景気後退に陥るかも知れないと、暗
示します。
遅かれ早かれ、マーケット関係者は、「自由主義陣営と新型コロ
ナとの戦いは、多大な経済的犠牲を伴うものだ」と言う事実を、受
け入れざるをえなくなるではないでしょうか???
株式市場においても、「新型コロナショック第二波」は避けられな
いのでは無いでしょうか???
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