- Arcadia Rose -「 K 」のセルフカウンセリング&心理セラピスト講座 上級編
第12回-02 『実践編:カウンセリングに挑戦、悩みや問題解決の最初にすべきこと』
第12回-01 からの続きです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
<正しい認知療法の仕方について>
―――――――――――――――――――――――――――――――――
先程、このようにお伝えしました。
・認知療法とは「自分の考え方を変える」ことで問題を解決する手法です
・このAさんの悩みの解決へのアプローチとしては、認知療法は有効です
・ただし、普通のやり方では「無理」でしょう
それでは、ここで、これをさらに詳しく解説していきましょう。
これがすでに、どういう意味か気づかれたでしょうか。
通常の認知療法では、目の前の問題にフォーカスして「考え方を変えて問題を解決」しようとします。
しかし、前項で解説しましたように。
本当の問題は、目の前の問題を解決した後にやってくる現実の問題や不安である場合もあります。
問題解決を妨げているのが、解決後の扉の向こう側にある「不安」であるケースもあるわけです。
【目の前の問題を認知療法で「考え方を変える」だけでは、不十分】なのです。
「目の前の問題」だけではなく、「問題解決後に現れる現実の問題や不安」も、
「安全」だと「考え方を変えておく」必要があるわけです。
・その道の先が、安全なのか判らず不安 → 前に進めない
・その道が先が、安全だとはっきり認識 → 前に進める
A:目の前の不安や問題 → 考え方を変える
B:解決後に現れる不安や問題 → 考え方を変える
つまり、この2つA、B、両方に関して「認知療法」をする必要があるわけです。
考え方を変えていき、AもBも「安全」だと言う認識にする必要があるわけです。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
<問題解決の基本はセルフカウンセリング>
―――――――――――――――――――――――――――――――――
次に、悩みや問題解決の基本は「セルフカウンセリング」だということを解説します。
ここもかなり重要なポイントとなります。
悩みや問題を解決するのに、一番良いのは、「セルフカウンセリング」です。
【基本的には他者に頼らない方が良い】わけです。
これにもいくつか理由があります。1つには
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)