4月27日、黒田日銀総裁はまた一歩歩を進めました。
パウエルFRB議長の無制限緩和に追随するように、黒田日銀も
無制限緩和へと歩を進めたのです。
本日になって、パウエルFRBは無制限緩和の対象を地方債へと
さらに広げます。
もはや、ポピュリスト政権達による「何でもありのヘリコプター
マネーの一斉出動」です。
前代未聞の新形コロナパンデミックに遭遇して、各国のポピュリ
スト政権たちは「人命第一」に動きました。ロックダウンなどの厳
しい経済統制へと動いたのです。
死ぬのは老人ばかりでしたが、ポピュリズム時代の老人はメイン
の有権者なのです。
すると、経済活動は垂直落下してしまいます。
サブプライム危機以上の、さらには1929年の大恐慌以上の激
震が走っているのです。
ポピュリスト政権は、この激震に無尽蔵のヘリコプターマネーで
対応しています。
今回ばっかりは、このヘリマネに、誰も反対する人はいません。
サブプライム危機後の11年間、世界の中銀たちは2%インフレ
を物価安定の目標にして、デフレやディスインフレと戦ってきま
した。
サブプライム危機後、緊縮財政派による反対もあって。時の政権
は思うように大型財政出動に打って出られませんでした。財政出
動が足りなかったので、先進各国は2%インフレ目標をなかなか
達成できませんでした。
ところが、そこへ「コロナ禍」がやってきました。
人類は初めてヘリコプターマネーを無制限に出動できることにな
りました。
遅かれ早かれインフレは巻き起こることでしょう。
インフレに一番強い資産クラスは株式です。
折しも今週金曜日からカレンダーは5月入り。
三日後には「Sell In May」の5月が始まります。
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