敵を知り己を知らば百戦危うからず
「コロナ戦争を戦えるリーダー待望」
世界は今、新型コロナウイルスとの戦争に入っています。戦争に際しては「敵を知り己を知らば百戦危うからず」と言います。孫氏の言葉です。しかし、海外の国から見ると、日本は何とも呑気で、大きなリスクをとっている。神頼みで、幸運を祈る政治をしているようにしか見えない、との批判が多く聞かれます。
実際、新型コロナウイルスという敵を甘く見たか、当初から水際作戦に失敗し、敵がいつどのように入り込んだのか、その敵が今どこに潜んでいるのか、どれほどの殺傷力を持っているのか、弱点はどこにあるのか、従ってどんな武器が有効か、戦時下の宰相に求められる分析がほとんどなされず、「専門家」任せでした。その専門家も、政府への忖度抜きで提言しているようには見えません。
敵をいち早く封じ込めた国がコロナ戦争にも勝利する、と見られていますが、日本国内ではお隣の中国や韓国の例を見ながらも、彼らには冷ややかで、日本はそんなことをしなくても神が守ってくれる、大したことにはならない、との根拠なき楽観論が広がっていました。敵を知らないまま、己も知らなければ、はなから戦う体制ができていません。今こそ戦える戦時宰相が求められます。
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