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伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』第380号2020.5.5配信

クルマの心
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            伏木悦郎のメルマガ『クルマの心』               第380号2020.5.5配信分 ●21世紀は多様性の時代。石油もあるエネルギーミックスが望ましい  去る4月7日に安倍晋三内閣総理大臣によって発出された”緊急事態宣言”が 黄金週間に入る前に内示が成され、5月4日(月)に正式に5月6日までの期限 が5月末まで延長されることになった。この間引き続き自粛が求められ、政府に よる明確な保証の提示がないまま要請に従うという日本社会を特徴的づける流儀 (責任の所在を明確にしない)で行くことが確定した。  近隣市中を見て回っても、食料品を始めとする生活物資を商う店は営業してい るが、いわゆる百貨店形態の大型店は軒並み長期の営業停止に入っているし、個 人商店の類も多くがシャッターを閉じている。私の暮らす町田界隈でも最寄りの JR成瀬駅周辺は生鮮食料品中心のスーパーやコンビニなどは営業時間に配慮し ながら開いているが、ターミナルの町田駅辺りでは大型店は軒並み閉店。その割 に街中の人出は少なくないが、平時には程遠い。  こうしてみると、世の中にとってプラスアルファの存在がいかに多くの人々の 暮らしを支えているかという事実に思いが至る。カラオケもパチンコも趣味の手 芸の品々もブックオフもそれを生業にしているわけで、自動車販売店の人影の薄 さを横目にしていると自動車の生産現場が平時の活気で稼働できない理由も腑に 落ちる。  一方で、パンデミックという世界経済全体に影響を及ぼす事態がそう遠くない 将来さらに深刻な状況をもたらしかねないことに身を固くせざるを得ないものが ある。今から100年前の歴史を振り返ると、1918年から1920年に掛けてパンデミ ックの猛威を奮った”スペイン風邪”が数千万人ともいわれる罹患犠牲者を世界 各地で生じたことで時代を変えたことが分かる。

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  • 価値観が大きく変化しようとしている今、なすべきことは何か? このまぐまぐ!のメルマガ『クルマの心(しん)』を始めて多くのことに気づかされました。ずっとフリーランスでやって来て40年、還暦を迎えたこの段階でまだまだ学ぶことが多いですね。どうしたら自動車の明るい未来を築けるのだろうか? 悩みは尽きません。新たなCar Critic:自動車評論家のスタイルを模索しようと思っています。よろしくお付き合い下さい。
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