tabi-tetsu212旅鉄212
[ローカル気動車の旅~久大本線行ったり来たり~(192) ][ブルートレインを懐かしむ]ブルー・トレインが走っていた日豊本線をすこし、懐かしんでいる筆者である。これは、在りし日の日豊本線2列車「富士」の車窓から見た日出駅周辺。
まだ、ビジネスユースの需要があった頃である。JR東海区間が、電車運転士しか居なくなってしまった関係で
走れなくなったそうである。これが先頭車両。当時はED76が牽引し、門司まで向かっていたようである。
かなりの速度で走っているようだが、これでも途中で電車特急に
追い抜かれるダイヤだった。機関車の連結器を上から見ると、生き物のようにうねっているのが
少々怖かったことを記憶している。金網入りの硝子ごしに、のどかな平野が見えているが
これもほんの数年前の景色である。単線並列っぽく、このあたりの日豊本線は
間が離れていて、東北地方的な雰囲気だった。時折、鉄道写真の背景になっていた鉄橋が見えるところ、杵築あたりだろうか。
「富士」廃止の頃の時刻表の表紙になった事を記憶しているが
今ではカメラマンが訪れる事も少ない。線路を見て回想に耽る筆者である。-----memo---------
*敷設の歴史
久大本線の全線開通は昭和9年である。しかし部分開通が始まったのは
大正4年10月30日の大湯鉄道大分-小野屋間開通であるから
長い歴史のある路線だと言える。大湯鉄道は大正11年12月1日買収され
以下、官鉄線として
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