【キジムナー伝説】
琉球には昔から、ガジュマルという生命力の強い木があります。
そのガジュマルには、昔からキジムナーという妖精が住んでいると言い伝えがあります。
しかし、この妖精はちょっと変わり者で、人間にイタズラをするのが好きで、妖精でありながら人びとに恐れられる妖怪のようなイメージを持たれています。
僕も小学生の頃にイタズラされた覚えがあります。
僕の住んでた実家の裏の畑には、大きなガジュマルの木があって、友達と秘密基地を作って遊んでいました。
「そんな所で遊んでいたらキジムナーが来るよ」
と親に言われていましたが、
「キジムナーなんかいるわけないだろ」
と自分達の遊びに夢中になっていました。
そんなある夜
「うっ、動かん…」
真夜中に目が覚めたときに、身体が金縛りにあってしまったのです。
金縛りになったことがある人は分かると思いますが、身体が動かないというだけで、とてつもなく恐怖を感じます。
油汗を流しながら必死で動こうともがくのですが、動きません。
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