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<1069号:過去の恐慌とコロナショックの違い>
2020年5月13日:バランスシートと損益計算書
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20年の3月上旬まで、SARSやMERSの呼吸器系感染症に経験がある専門医以外は、新型コロナについては医師であっても「わかっていなかった」ということが正しいでしょう。
【加藤友朗教授も感染し、重篤になった】
コロンビア大学(NY市)の医学部教授であり、多臓器移植の世界的な権威、加藤友朗教授は、自らが陽性と診断されています。自覚症状は軽く自宅で療養していた。ところがほぼ1週間後、シャワーを浴びているとき突然呼吸が困難になり、緊急入院されています。NY市でも自宅療養が多いのです。
麻酔をかけられて人工心肺をつけましたが、3週間後に生還しています。「この3週間の記憶がない。われわれも、分かっていなかったんでしょうね」と述懐しています(TVの『とくだね』:5月11日)
人口心肺(ECMO)は、機能不全の肺を休ませるため、血液を外部に出し、二酸化炭素を取り除いて酸素を混ぜ、体に戻すものです。日本にはECMO(エクモ)が1400台あるとされますが、経験のある医師は足りていない。1台を動かすのに、24時間、20名の医療スタッフ(医師4~5名、看護師10人、臨床工学技士2~3人)が必要という。3交代なら60名。志村けんさんもECMOを装着されていました。わが国では志村けんさんの死亡から、国民の新型コロナへの空気が一変したのです。
【3月初旬は、まだわかっていなかった】
「(医師もわかっていない証拠に、3月の初旬は)患者にPCR検査をせず、手術していました。新型コロナは、多臓器不全症候群ということが正しい感じです」と加藤教授は言う。
肺機能の不全の他に、くも膜下出血、腎機能障害も併発していました。術後リハビリで今も入院している病院では、およそ200名の新型コロナの重症患者がいて「大変な状況」という。
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