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言いすぎか!! 弁護士 北村晴男 本音を語る Vol.93

言いすぎか!! 弁護士 北村晴男 本音を語る
━=━=━=━=━=━=━=━= 言いすぎか!! 弁護士北村晴男 本音を語る ━=━=━=━=━=━=━=━= Vol.93 2020.5.15 ■□■…………………………………… 目次 ……………………………………■□■  【1】 『中国が世界中で巡らす謀略を         なぜ日本の大手メディアは報じないのか』  【2】 『北村晴男の"素"』  【3】 『番組出演予定       イベント情報』 ……………………………………………  【1】 『中国が世界中で巡らす謀略を         なぜ日本の大手メディアは報じないのか』 …………………………………………… チェコのヤロスラフ・クベラ(Jaroslav Kubera)元上院議長が今年1月20日に心筋梗塞で亡くなった。 クベラ氏の妻べラさん(Vera Kubera)が国営チェコ・テレビに出演し、「夫は、張建敏(ヂャン・ジエンミン)駐チェコ中国大使から脅迫を受け、そのストレスが急死の引き金になった」と、暴露。 さらに、亡くなる3日前の1月17日、中国大使館に招待された夕食会で「中国大使と1人の中国人通訳が夫を別室に連れて行き、3人で20~30分話した。夫は出てきたあと、かなりストレスを感じている様子で、酷く怒っていた。そして、私に『中国大使館が用意した食事や飲み物を絶対に食べないように』と言った」と語る。クベラ氏の感じた恐怖と不信感は半端(ハンパ)ない。 クベラ氏はチェコの民主化のために戦った、チェコ・ナンバー2の大物政治家。2019年に台湾の駐チェコ代表部から国慶節式典に招待されており、2020年の台湾総統選挙後の2月に台湾を訪問することを約束していた。 中国政府はこの約束に不満を爆発。張大使は頻繁に中国寄りのミロシュ・ゼマン(Miloš Zeman)大統領に圧力をかけ、クベラ氏の台湾渡航をキャンセルしなければ、両国のビジネスに最大限の報復をかけると脅した。 : : ■オーストラリアへの脅し オーストラリアはアメリカと共に中国に対し、「新型ウイルスの流行がどのようにして世界的な大流行(パンデミック)に発展してしまったのか」について、徹底的な独立調査を要求。 それに対して中国の成競業(セイ・キョウギョウ)駐豪中国大使は、今年4月27日、「豪州産ワインや同国への旅行のボイコットにつながりかねない」と警告。 『中国に対してそこまで友好的でない国(オーストラリア)に、なぜ行かなければならないのだろう』と人々が思うようになる。観光客が考え直すかもしれないということだ」と述べた。観光客が考え直すのではなく、共産党が旅行を禁止するのだ。さらに、5月11日には「オーストラリア産大麦の輸入に大型関税をかける」と発表した。加えて、5月12日には中国が「オーストラリアの食肉処理大手4社に対して輸入停止措置」を取ったことが明らかになった。 : : 中国は経済的な影響力と軍事的な影響力、それらを有効打(パンチ)として使って世界中のあらゆる国を脅迫し、それにより世界を動かしている。そのやり口はヤクザそのものだ。 チェコではソ連時代に、これと全く同じやり方で人々が苦しめられていた。だから、「スターリンの手法を思い出す」と、中国政府に対する批判が高まっている。 経済大国としての表の顔だけ見ると、経済取引によってお互いがwin-winの関係を築けるかのようだが、裏の顔は、独裁者スターリンそのままの恐怖による支配だ。 共産主義独裁国家の本質は、どんなに着飾っても、その中身はまったく変わらない。 : : 根本元中将は、2つのトンデモナイ偉業をやり遂げている。 1つは、終戦間際の内モンゴルでの命令違反による戦闘行為。 1945年8月15日正午、昭和天皇より「大東亜戦争終結ノ詔書」が読み上げられ、国民および陸海軍に「ポツダム宣言の受諾」と「軍の降伏」が伝えられた。 満州にいた関東軍はその命令に従い、武装解除に応じソ連軍に投降。その結果、満洲の30万人の開拓民はソ連軍に略奪され、女性は強姦、殺害されるなど、この世の地獄を味わうこととなった。日本に帰国できたのは11万人にすぎなかった。 それだけでなく、関東軍の57万5000人もの将兵がソ連軍の捕虜となり、時にマイナス40度にもなる極寒のシベリアに連行され、奴隷労働を強いられ、5万8000人もの尊い命が失われた。 これに対して、満州よりも西のソ連との国境にある内モンゴルの駐蒙軍司令官だった根本中将は、ソ連軍の習性を知っていたため、そのトンデモナイ「危険性」を察知。 武装解除命令に対して、「もし武装解除に応じれば、日本人居留民4万人が殺され、婦女子は強姦されるだろう。武装解除はできない」と、日本の司令部との間で何度も暗号文のやり取りを行い、結局、命令に反して武装解除に応じず、ソ連軍に徹底抗戦した。 日本人居留民が安全に逃げられるように、ソ連軍と戦い、これを撃退したのだ。 これにより、日本人居留民とともに日本の将兵も、大部分が日本に帰国することができた。 もう1つは、終戦後の台湾密航と共産党軍との闘い。  

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