2020年 第 17号
【長尾和宏の「痛くない死に方」】
皆さん、こんばんは。長尾和宏です。
北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、京都、大阪、兵庫の8都道府県を除く39県で緊急事態
宣言が解除されました。今日は、ほっとしている方も多いことでしょう。
しかし、これは、「終息」でありません。「収束」です。おなじ「しゅうそく」という読みでは
ありますが、テレビやネットでも、この二つの言葉を混同して使っている人が見受けられます。
漢字の意味を考えれば、その違いは一目瞭然です。
「終息」は、「息」が「終わる」と書きます。人間でいったらこれは、「死」そのものです。
つまり、「完全に終わる」ことを意味します。一方、
「収束」は、「収まる」・「束ねる」という状態を表す漢字を二つ重ねた言葉ですね。
これは、「一定の状態に落ち着く」という意味です。
我が国では、感染の広がりがシュウソクに向かっている、とメディアはいいますが、もちろん
これは、「収束」です。一定の状態が落ち着いているだけ、です。
ここで緊急事態宣言が明けたことで、自ずと人々の気も緩みます。まだ緊急事態宣言下にある
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