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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 020
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、新型コロナウイルス終息後の経済復興で、大きな注目を浴びているライブECについてご紹介します。
ライブECとは、「タオバオ」「Tik Tok」「快手」などのプラットフォームで行えるライブ配信のことです。日本でもYouTubeライブを始めとするさまざまなプラットフォームがあります。
ライブECが違っているのは、ECサイトと連携をしていて、ライブ配信中に紹介されている商品の購入ボタンをタップするだけで、注文と決済ができるようになっていることです。テレビショッピングのネット版と言うとイメージがつかみやすいでしょう。
新型コロナウイルスの感染拡大期には、多くの商店が閉店をせざるを得なくなりました。しかし、公的支援がほとんどない中国では、倒産に直結してしまう事態です。そこで、多くの商店主がシャッターを下ろした店内で、自らライブ配信を行って、商品を販売したのです。
これは焼石に水程度の効果しかありませんでしたが、多くの人にライブ配信を見る習慣が生まれ、そこに目をつけた中央政府、地方政府が、終息後の経済復活政策のひとつとして、ライブECへの支援策を採用するようになっています。
このような事情から、ライブECが新しいスタイルのエンターテイメント、ECとして盛り上がっています。
ライブECは、網紅と呼ばれるインフルエンサーが商品を紹介して販売するというのが今までのスタイルでした。しかし、今、注目されているのは、商店主、生産者自らライブ配信に登場して、商品を紹介するスタイルのものです。
今回は、今、中国で盛り上がっている新しいECスタイル=ライブECについてご紹介します。
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