- Arcadia Rose -「 K 」のセルフカウンセリング&心理セラピスト講座 上級編
第16回-01 『クライエントに関する理解を深める為の「知識」と「接し方」』後編
みなさん、こんちには。
Arcadia Roseの「 K 」です。
この度は『セルフカウンセリング&心理セラピスト講座・上級編』を購読していただきまして、
どうもありがとうございます。
今回は「クライエントに関する知識と接し方」後編です。
前回の内容を、さらに理解を深め、【具体例の提示法・客観視法】【立場入れ替え法・客観視法】この2つの「技術」を使って、クライエントを問題解決へと導いていきます。
この2つの「技術」を身につけることで、確実にクライエントの問題解決が出来るようになります。
がんばってください。
それでは、はじめましょう。
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<クライエントBへの対応の仕方の具体例>
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ここまでの解説で、クライエントBが問題解決に至るには、
クライエントBの思考とメンタルを1段階成長させる必要があることが判りました。
そもそも人の思考を成長させることなど可能なのか。
もちろん可能です。
では、どのようにしてクライエントBの思考を成長さるのか、
実際、これから、ここで、やっていきますので、しっかりと見ていてください。
例えば、人間関係の問題での悩みで考えてみましょう。
「人に誤解されて困っている」という悩みをクライエントBが抱えているとします。
この場合どのように接するのかを解説します。
クライエントBはこの悩みの原因を「相手の性格が悪い」と考えているとします。
では、ここから、どうするかと言うと、
じつは、ここで考える必要があることは、
『クライエントAならばどう考えるか』です。
いいですか。ここが【重要ポイント】です。
クライエントBの問題点を考える時には、クライエントBではなく
『クライエントAならどう考えるか』を考えるわけです。
『間違っているBではなく』『正しいAならどうするか』を考えるわけです。
そこが【重要ポイント】です。そうすることで、正しい道が見えてきます。
では、クライエントAの場合は、どう考えると思いますでしょうか。
答えはこうです。
・クライエントB → 「相手の性格が悪い」 → 相手をなんとかしたい
・クライエントA → 「自分にも非がある」 → 自分をなんとかしたい
大人の思考のクライエントAは「自分にも非がある」と考えます。
幼稚な思考のクライエントBは「相手の性格が悪い」と考えます。
あくまで、これは例ですが、大切なことは、
「大人の思考」「幼稚な思考」の2種類が、あると考えるわけです。
【悩みや問題が生じた時に、その人が出来事をどう受け取るか】
ということです。
B:「相手の性格が悪い」
A:「自分にも非がある」
まずは、この2つの方向性あると、認識をしてください。
クライエントの発する言葉や、その問題に対して起こした行動からしっかりと、
そのクライエントが「大人の思考」か「幼稚な思考」なのか判断してください。
ここで、今回のクライエントは、問題の原因が「相手の性格に問題がある」
と考えていることから、「甘えた幼稚な思考」の人であると判断しました。
それと同時に『「成熟した大人の思考」ではどう考えるべきか』を考えいきます。
そこで、クライエントA、B、それぞれの思考を比較してみます。
クライエントBの思考は、「相手が悪い」として「自分は何もせず、相手に要求」をしています。
これは「甘えた幼稚な思考」です。ここをしっかりと見抜いてください。
クライエントAの思考は「自分にも非がある」として、
「自分の努力で、なんとか解決」しょうとしています。これは「成熟した大人の思考」です。
・クライエントB → 『自分は何もせず、相手に要求』 → 【甘えた幼稚な思考】
・クライエントA → 『自分の努力で、なんとか解決』 → 【成熟した大人の思考】
「人に誤解されて困っている」という相談を、あなたが受けた時には、
このように、その人がクライエントAなのかBなのか、しっかり見極めてください。
そして、その人が、クライエントBの思考だった場合は、その問題の解決は【不可能】です。
クライエントBの思考のままでは、絶対に問題は解決できません。不可能です。
それは確実に『時間の無駄』です。
幼稚な思考のままでは、絶対に解決出来ません。ここを、しっかりと見極めてください。
・クライエントB → 幼稚 → 絶対に問題解決できない 100%無理
・クライエントA → 大人 → 解決できる
つまり、クライエントBが、問題を解決するには、
クライエントAの思考やメンタルになるしかありません。
問題の解決はこのように行います。
小学生レベルの学力では、何回大学受験をしても、絶対に合格できません。100%無理です。
大学入試レベルの学力を身に着ければ、合格できます。これと同じです。
クライエントBは「幼稚な思考」から「成長」して抜け出す必要があります。
いつまでも、小学生レベルのことを言っていたら、絶対に問題など解決出来ません。
「大人の思考」を身につけないと、悩みが解決されることは絶対にありません。
つまり、問題を解決する為に、
クライエントBの「幼稚な思考」を「大人の思考」に変える必要があります。
そもそも、問題を解決するには、自分の思考を成長させるしか道はありません。
では、具体的にどのように思考を変えるかは、次のようになります。
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