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第591回 米国防総省の対中国方針、ウイルスが人工的に作成された可能性?プレヤーレンが明かす危険ないまの状況

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…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… 第591回 米国防総省の対中国方針、ウイルスが人工的に作成された可能性?プレヤーレンが明かす危険ないまの状況 …━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━… ▼今回の記事 米国防総省から「合衆国の中華人民共和国に対する戦略的なアプローチ」という文書が発表になった。これを読むと、米中対立の方向性が分かる。また、新型コロナウイルスが人工的に作成された可能性を示唆するスクープがあったので、これを紹介する。最後に、ビリー・マイヤーがコンタクトしている「プレヤーレン」の新型コロナウイルスの警告をお伝えする。 ▼明らかになった米国防総省の対中政策 日本でもやっと緊急事態宣言が解除され、普通の日常が戻りつつある。これは、中国やアメリカやヨーロッパをはじめとした世界の各地域でも同様だ。しかしそうしたなか、激しさを増しているのは米中対立である。パンデミックがアメリカに拡散していない時点では、新型コロナウイルスへの中国の対応を賞賛していたトランプだが、4月以降、アメリカの蔓延がコントロールできなくなると一転して中国への非難を始めた。 トランプはツィッターで中国を、「世界中に広めた痛みと殺戮の惨状から逃れるために必死の努力をしている」と批判。また、反中国政策を主導するナバロ大統領補佐官はABCニュースで、「中国は、数十万という中国人をミラノやニューヨークなど世界各地に旅客機で送り込み、新型コロナウイルス感染症を拡散させた」と語った。 このような非難は、トランプ政権の反中国の外交政策を立案している保守系シンクタンク、「ハドソン研究所」の上席副社長、ルイス・リビーの書いたシナリオだ。リビーはかつてブッシュ政権のチェイニー副大統領の主席補佐官として、イラクが大量破壊兵器を保有しているとしてイラク戦争を立案した人物だ。もちろんそのような大量破壊兵器をイラクは保有していなかった。 そのリビーだが、今度はトランプ政権のために中国非難のシナリオを書いている。中国政府は、故意に「数万人の旅行者を新型コロナに感染させ、中国から離れさせ、当時不用心だった国々へ送り込んだ」。これはすべて、習近平国家主席の側近による、世界支配の探求の一部であるという。「彼らの間では、中国の優位性を示すための情熱がたぎっている」としている。トランプやナバロの発言の背後にあるのは、リビーのこうしたシナリオである。 これが根拠のまったくない言い掛かりでしかないことは、明白だ。次期大統領選挙を睨んでトランプは、新型コロナウイルス蔓延の封じ込め失敗と、それによる実体経済の途方もない悪化の責任を、すべて中国に転化し、支持率の低下に歯止めをかけようとしている。中国を徹底して非難し、米中対立を煽る事は、大統領選挙キャンペーンの重要な柱になった。一方の中国もこれに対する反発を強めており、対立は一層激しくなりつつある。 パンデミックをコントロールするための国際協調体制の構築がもっとも必要とされているいま、米中対立はこれを不可能にする最大の要因になっている。どこまで米中対立が激しくなのか注目されている。 ●米国防総省の政策文書 そうしたなか、5月21日、米国防総省は今後の対中政策の方針を記した文書、「合衆国の中華人民共和国に対する戦略的なアプローチ」を発表した。これはいま激しくなっている米中対立の今後を展望する上で、もっとも重要な文書のひとつである。まずは簡単に内容を紹介する。 まずこの文書は、中国の国際秩序に挑戦する姿勢を脅威であるとして、次のように中国を非難する。 「中国が2001年に「世界貿易機関(WTO)」に加盟したとき、中国は「WTO」の開かれた市場のアプローチを採用し、これらの原則をその貿易システムおよび制度に組み込むことに同意した。「WTO」加盟国は、中国が経済改革の道を歩み続け、市場経済の貿易体制に変革することを期待した。」

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