<転移性前立腺がんの治療選択の幅が拡がる!? その1>
進行前立腺がんとくに転移性前立腺がんが、見つかった場合の治療の中心は、内分泌療法(去勢術)です。
前立腺限局の前立腺がんであれば、局所での拡がりや悪性度(グリソンスコア)にもよりますが、手術療法、放射線療法、監視療法が考慮されます。内分泌療法(去勢術)は、一時的に行われることはありますが、また、患者さんの状態によっては行われることはありますが、治療の中心ではありません。
転移性前立腺がんでも、転移の部位が少なく、ボリュームも小さければ、局所療法も考慮されることはあります。
しかし、転移性前立腺がんでは、根治は難しく、いかに共存していくかが、治療の基本です。
転移性前立腺がんに対する治療の選択肢は、以前は限られていました。
1.内分泌療法(去勢術)
2.MAB療法:内分泌療法(去勢術)プラス 抗アンドロゲン剤(カソデックスやオダイン)
これが、ここ数十年の治療でした。
最近、この2つの治療に加えて、新たな治療の選択肢が増えました。
患者さんには朗報です。
しかし、問題点もありそうです。
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