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トランプ「拡大G7」の狙いは

マンさんの経済あらかると
  • 2020/06/08
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トランプ「拡大G7」の狙いは 「6月のG7を延期し、11か国に拡大」  トランプ大統領は6月下旬にワシントンのキャンプ・デービットで開催予定のG7サミットを9月以降に延期すると言い、その際、7か国のメンバーに、ロシア、オーストラリア、インド、韓国の4か国も加えたい、との意向を示しました。そして実際に6月になってこの4か国首脳ならびにブラジルのポルソナロ大統領に電話でこれを伝えました。  延期の理由として、ドイツのメルケル首相がコロナ禍で出席を辞退したいとの意向を伝えたためと言われます。しかし、その裏にはトランプ大統領が自ら主宰するG7を、11月の米国大統領選でトランプ氏に有利に働くものにしたいとの画策がありそうです。  追加メンバーを考えれば、狙いの1つは明らかに中国包囲網の強化です。そして中国の一帯一路に対抗するインド太平洋構想への肩入れ、との色合いもあります。そしてもう1つの狙いが韓国の利用で、これは米朝会談の行き詰まりもあり、トランプ政権が朝鮮半島の統一を北主導から南主導に切り替えた可能性を示唆しています。これにはトランプ政権内の力関係の変化もありそうです。

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