コロナウイルスが変える政治・経済　（その3）

■■■ 2020/06/08 ■■■ 兵頭正俊の優しさ出前 『兵頭正俊の優しさ出前』は、現在の国内外の重要問題 について、最新の情報と考え方（批評）を、見やすく、 わかりやすいことに注力して発信しています。 ■■■■■■■■■■■■ 内容のレベル:中高級者向け発行人 ：兵頭正俊 登録解除はここから。 http://bit.ly/AvYMkY　 ◆━━━━━━━━━━◆ 　コロナウイルスが変える政治・経済　（その3） ◆━━━━━━━━━◆ すっかり状況はポスト・COVID-19に移ってきた。ま だ、COVID-19の第二波、第三波がいわれているのに、 だ。 アメリカではすでに、ポスト・COVID-19の社会対策と 経済の今後、特にアメリカの経済再生に話題が移ってい る。 もっともこれは1％のなかの、さらに指導的な識者のな かでの話なのだが。 司会者は「（給付その他の）現在の救済（ベイルアウ ト）策についてどうとらえるべきだろうか。それが好ま しいとすれば、その理由は何だろうか」という質問を最 初にしている。 グレン・ハバードは、トランプ政権が行っているのは 「経済を再起動できるようになるまで、ビジネスの継続 性と雇用関係を維持すること」だとしている。これは当 然の政策で、「ビジネスの継続性」が1％への支援であ り、「雇用関係」の維持が99％への支援である。いく ら99％が頑張って生き抜いても、コロナが収束した後 に会社が潰れて雇用がなくなっていたら、政府は、 99％への支援を続けなければならなくなる。政府の財 政は破綻する。