◆都知事選 各党が模索する「損をしない戦い」とは?
7月18日告示の東京都知事選挙は小池百合子都知事の独走ムードで全く盛り上がりに欠ける展開となっている。
そもそも自民党を敵に回して当選した小池氏を自民党と公明党が支援する形となっているのだから勝負になるはずがない。
対立候補の主要な顔ぶれは共産党、立憲民主党が支援する宇都宮健児氏、日本維新の会が支援する元熊本県副知事の小野泰輔氏、そしてホリエモンこと堀江貴文氏の出馬が取りざたされている。 しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大で、1兆円の東京都の貯金を配り連日テレビに出ている小池氏に勝つのは至難の業である。
野党は勝てないまでも次の衆院選を見据えた戦いをどう進めるかに比重を移している。 立憲民主党が宇都宮氏の推薦を決めたのは、次の衆院選で共産党に候補者をなるべく立ててほしくないからである。 日本維新の会も東京での地保を固めるためだ。 小野氏は落選しても東京都で衆院選への出馬をするだろう。 落選しても損はない。 ホリエモンも東京改造計画という本の宣伝には抜群の効果があるので出馬しても損はない。 それぞれが勝敗度外視で東京都知事選挙をどう有効活用するか模索しているのである。
こうした動きを横目に「れいわ新選組」の山本太郎代表の動きがあわただしくなってきた。 東京都知事選挙への出馬を……
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