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犬から信頼を得られるために必要な人間の課題

ドッグペディア・Doggies 911
以前にもメルマガに書いてますが、「犬から好かれること」と『犬から信頼されること』は全くの別物です。 人間で考えてみましょう。 欲しい物をすぐにくれるおばあちゃん、おじいちゃん・・・・は、子供たちは大好きです。 頼めばなんでも買ってくれる・・・・ でも、それが徐々に当たり前になってくると、「欲しい物をくれるおばあちゃん、おじいちゃん」の存在は当たり前になります。 ちょっとでも「くれなかった」ということがあると、子供はふて腐れます。 貰えて当たり前・・・が習慣づくことで、貰えなかったときに「腹が立つ」という感情が芽生えます。 「なんだ・・・くれないのか・・・買ってくれないんだ・・・」とわかった途端、そっぽを向く・・ これは子供なら当然素直に態度に表します。 孫にそっぽを向かれたおじいちゃんとおばあちゃんは、どうします? 孫に嫌われないように、考えをあらためて「わかった、わかった・・・買ってあげるから機嫌なおして!」・・・と、こうなります。 嫌われたくないからです。 これ、主導権はどっちが握ってますか? 子供(孫)ですよね? 主導権が子供にあるってことです。「信頼」ではなく、「主導権」です。 信頼とは、「リスペクト」です。モノやお金で相手の心や気分を高めるものではありません。 犬と人間も全く同じです。 自分のいう事をなんでも聞いてくれる人は、好かれるかもしれません。でも、昔あった言葉に 「みつぐ君」だとか「アッシー」(足になってくれる人)・・・そう呼ぶ時代がありましたよね? そういう人が周りにいると便利ではあるけれど、リスペクトしますか? むしろ、反対に「小ばか」にして付き合うはずです。利用するだけですから。便利だからですよね? 犬を飼いたい、そして犬を手に入れた人は、犬がとっても可愛らしく愛らしい・・・ だから、「おじいちゃん、おばあちゃん思考」に陥ってしまいます。 私が度々セッションをするときも、子供には「ちゃんと宿題しなさい!」とか「今、私は人と話をしてるんだから、静かにしなさい!」とか「向こうに行ってなさい!」とか注意するくせに、犬が爆吠えしていても平気なんです。 昔セッションしたときのことを、メルマガにも書いてますが、ヨークシャテリアを飼っていた警察官の家にいってセッションしたとき、まさにこれでした。 男性の警察官は、私に自分の飼っているヨークシャテリアが吠えたり、家具を破壊したりで手に負えない・・・と相談してきました。 その話を私が黙って聞いていると、その家の子供たち3人が、警察官のお父さんに何やらゲームが壊れたから治してくれ・・とか、 お兄ちゃんがゲームを貸してくれない・・・とか、割り込んできたんですよ。

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