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ビジ選☆リーダーズ Vol.859『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』(八木仁平)

ビジネス選書&サマリーリーダーズ
■自己理解のメソッド 「この仕事を、ずっと続けていいのかわからない」「何かやりたい が、やりたいことがわらない」そんな悩みを解決するには「やりた いこと」を見つけて、そこにエネルギーを集中することだ。 そうすれば、人生は劇的に変わるはずだ。「やりたいこと」で成長 し続ける無限ループに入れるからだ。学びを提供してお金と感謝を 得て、そのお金を学びに再投資すれば、さらに高い報酬が得られる。 そのために最も重要なことが「やりたいこと」を見つけることだ。 「やりたくないこと」を仕事にしていると、2つの悪循環にはまっ てしまう。 まず、仕事がストレスだから、ストレス発散のためにお金が消えて いく。気乗りしない飲み会に行き、娯楽に興じ、不要なブランドの 服を買うなど、お金が消える先は無限にある。 もう一つは、仕事に興味が持てないために学ばないから、成長でき ない。四六時中スマホを手にし、生産性のない時間を過ごしてしま う人は多い。こうなると無限に時間を吸い取られることになる。 これらの理由から「やりたいこと」を仕事にできない人は、成長が 止まってしまうのだ。すると、つまらない仕事が、成長しないこと でさらに退屈になる。言わば「負のループ」にハマってしまうのだ。 ★ 大事なことは「やりたいこと」を見つけることだ。ただし、闇雲に 探しても見つからない。「やりたいこと」探しには公式があるのだ。 数学の問題を解くのと同じだ。 これを「自己理解メソッド」と呼ぶ。重要なピースは3つだ。「好 きなこと」「得意なこと」「大事なこと」だ。この3つの要素を組 み合われば2つの公式が生まれる。 公式1は「好きなこと×得意なこと=やりたいこと」だ。ただ、そ こに「大事なこと」が欠けていると不完全な「やりたいこと」にな ってしまう。 そこで公式2だ。「好きなこと×得意なこと×大事なこと=本当に やりたいこと」だ。「大事なこと」を掛け合わるから「好き×得意 ×大事=本当にやりたいこと」になるのだ。 ★ まず「やりたいこと」からだ。多くの人は「好きなこと=やりたい こと」と考えている。だが「やりたいこと」とは「好きなこと」を 「得意なやり方」でやることだ。 「好きなこと」とは「自分の情熱がある分野」のことだ。自分が興 味を感じ「これに関わっていたい」という情熱をそそられる「分野」 のことだ。これを「好きなこと」と呼ぶのだ。 続いて「得意なこと」だ。これは「自然と人よりも上手くできて、 やっていて苦もなく心地よいこと」だ。自然とできてしまうことだ。 「才能」と呼んでもいい。 ★ 「得意なこと」と「スキル・知識」は全く違う。前者は生まれつき 持っている。一度学べば、どんな仕事にも使える。後者はは、後か ら身につけられるが、特定の仕事でしか使えない。 「やりたいこと」は「What×How」の組み合わせだ。「What=好きな こと」で「How=得意なこと」だ。「体系立てて伝える」のが得意な ら、やりたいことは「自己理解を体系立てて伝えること」だ。 多くの人は「What」だけ考えて仕事選びを失敗する。「食べ物が好 きだから食品業界に入ろう」ではダメなのだ。自分の役割が「得意 なこと」でなければ、仕事は苦痛になる。 「やりたいこと」を考える時は、具体的な仕事内容も自分に合って いるか考えるべきだ。同じ「好きなこと」でも「得意なこと」が違 えば「やりたいこと」も変わるからだ。 たとえば、同じ「自己理解」が「好きなこと」でも「人の話を聞い て引き出す」のが得意な人なら「やりたいこと」は「人の話を聞い て自己理解を促すこと」になるなどだ。

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