<転移性前立腺がんの治療選択の幅が拡がる!? その3>
進行前立腺がんとくに転移性前立腺がんが、見つかった場合の治療の中心は、内分泌療法でした。
転移性前立腺がんに対する治療の選択肢は、以前は限られていました。
しかし、近年、様変わりしています。
去勢抵抗性前立腺がんになって使う治療法が、前倒しで、去勢抵抗性前立腺がんになる前から使えるようになりました。
1.内分泌療法(去勢術)
2.MAB療法:内分泌療法(去勢術)プラス抗アンドロゲン剤(カソデックスやオダイン)
3.内分泌療法(去勢術)にドセタキセルの化学療法を併用する
4.内分泌療法(去勢術)にザイティガ+プレドニンを併用する。
5.内分泌療法(去勢術)にアパルタミド(アーリーダ)を併用する(5/29/2020承認)。
6.内分泌療法(去勢術)にイクスタンジを併用する(5/29/2020承認)。
転移性前立腺がんであれば、根治療法はできないということで、
内分泌療法(去勢術単独またはMAB療法)でスタート。
大半の患者さんで、内分泌療法は効果がでて、自覚症状(骨転移の痛みや排尿障害)は、改善されます。
しかし、効果は永遠ではありません。
いったん、下がったPSAは、下がりが悪くなり、そうこうしているうちに上昇傾向になります。
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